第7章 身体の熱☆
「な、んでッ…」
薬研「なんでって……イきたくて、イかしてほしくてたまらないって…その顔が可愛いから、だな」
「へ……?」
薬研「あと理由があるとするなら……大将に残されたこの痕を見る限り、誘われてるんだろう?今夜辺りにどうかって……」
な、なんでそれを……。
拘束を解かれ服も返されると薬研くんは、にっと笑って言った。
薬研「その疼きを夜まで我慢して……どっちにイかせてほしいか、選べよ大将」
「なッ……!」
まさか、薬研くん……そのつもりでこんなことを……。
いつの間にか薬研くんの頬の赤みや汗はなくなって、スッキリした顔で私のことを見下ろしてくる。
そして、私だけが真っ赤な顔と汗と息切れで……身体が熱くて仕方がなかった。
ショタ……恐るべし。
長谷部「主ーどこですかー?主ー」
「うッ……!」
薬研「うまいこと言ってくるからその間にそれ着ろよ……ここも忘れずにな」
首筋をトントンと指でつついて指摘してくる薬研くんに近くにあったものを適当に投げたが本人に当たる前に襖を閉められてしまった。
「…………う、わぁぁぁぁぁ」
長谷部「あ、主!?主ーッ!」
恥ずかしさともどかしさで頭がおかしくなりそうと本気で思った瞬間であった。