第7章 身体の熱☆
「とりあえず横になって?畳の上で申し訳ないけど……燭台切さんか長谷部を呼んでくるから!」
薬研「いや、いい……大将がッ…いてくれ」
「……わ、私がいても治せそうにないし誰かを呼んだ方が……んッ…ッ…!」
え……。
いきなりのことに反応が遅れたがすぐにキスされていることに気づいて薬研くんから離れようとしたが後ろには壁で身動きがとれず、薬研くんは私の肩をぐっと押して壁に押し付けるものだからなおのこと動けなくなってしまった。
だけど体調不良と思われる子供一人をどうにかすることくらい……
「んッ…んん……ッ…!?」
肩を押しても力は強くて離れさせようなんて考えが間違っていたとすら思えてくる。
息苦しくて唇を少し開いた瞬間に薬研くんの舌が口内に入り込みなかで蠢く感じが私の力を削いでいく。
舌同士が合わさり器用にも舌を絡めとって軽く吸い付いたりする。
くらっ、とした。
薬研くんとキスしてるって事実が私の気をどうにかさせてしまうんじゃと思えて怖いのに知りたくなる。
これじゃあ、石切丸さんの時と同じだ。