第7章 身体の熱☆
「や、薬研くんッ、ど、どうしたの?クラクラするの……?」
薬研くんは私の目を見てるとクラクラすると告げてからすぐに変化が表れた。
呼吸は乱れ汗もすごくほんのりと頬も赤くなって……ど、どうしよう。
こういうときこそ手入れをするべきなのだろうか。
風邪とかだったら手入れで治せるかわからないし、刀特有の病気なら政府の人に聞いた方が……。
いや、あの人なら寝てれば治るとか言いそうだし、同じ聞くならこんのすけのほうが役に立ちそうではある。
薬研「は、ぁッ…た、いしょ」
「ひぅッ…ち、ちょっとッ…えろい、君の声なんかすごいえろいから耳元で呼ばないでッ…」
とてもつらそうなので、私に身体を預けてくるのはよしとするが耳元ではしゃべってほしくない。
なんだ、この短刀詐欺みたいな艶っぽい声……私までクラクラしてくるよ。
これ、本当にこんのすけ呼んだ方がいいように思えてきたけど呼んだら来るかな?