第5章 短刀
「回復もしてきたし、なにか手伝うよ。まだ会ってない刀にも挨拶したいし」
挨拶できれば、の話だけど。
多分だけど警戒心の強そうな刀達ばかりな気がするし、例えるなら子猫を相手にするようなものだ。
威嚇どころか斬りかかってきそうだけど。
長谷部「そんなッ…主はずっと休んでいてくだされば……俺を馬車馬のごとく使っていただければ!」
「私はどこぞの偉い人ですか。審神者でも働くよ……力が溜まってないから今、重傷の刀を見つけても手入れする余裕はないけど」
長谷部「それは大丈夫なんですか……」
軽傷なら二人、中傷なら一人ってところかな……手入れ道具早く用意しよう。
タブレットで手入れ道具をなんとかしようとは思うのだがこの場合……管狐、こんのすけに頼むのか、スマホで政府の人に連絡を取るのが一番早いのだが……
とりあえず後にしようか
急いで必要なものだが本丸のなかを回るだけの余裕は持っておこう。
「優先は彼らと仲良くすることだし頑張らなきゃね」