第5章 短刀
にっかり「君の噂は聞いているよ。とてもすごいらしいね……大きくて柔らかい……彼らは君に夢中なようだ」
「え……う、噂ですか?」
大きくて柔らかいって……いやそんな、視線はあれとしても触れてきたのは少数であって柔らかさとか知ってるのももちろん少数の人だから……
どこのことをいってるのかわかるために私は恥ずかしくて、赤面する。
みんな、男の子だもんね。
興味があっても……
私は理解のある女としてここは胸を張って何も気にせずに笑っているのが正解なのだろうか。
それとも正直にそういう話は恥ずかしいと言うべきなのか……いや、この程度の話にも付き合えないのか、なんて思われたら飽きられて終わる。
審神者の人生という幕が下りてしまう。
それは嫌ではあるけども……
目線をしたに下げるとこの凶悪とも言える存在をどうしたものかと本気で悩んだ。
今まで身体の一部だと気にしてこなかったが今更ながら削ぎ落とすくらいの覚悟をしておくべきだったのだろうか……