第1章 及川徹の幼馴染
「車、向こうに止めてあるんだ。あ、そーいえば、みんなご飯まだだよね?どっか食べに行く??バイト代入ったばっかだし、お姉さんがご馳走してあげよう!車、取ってくるから、ここで待ってて。」
そう言って、走って行ってしまった。
....みんなって、、。
「その、なんていうか、ごめん。」
岩ちゃん、金田一、国見ちゃんに 夢乃の代わりに謝る。
全く、なんで俺が...。
「..... 立花先輩、変わってないな。」
岩ちゃんが言う。
「本当にぜーんぜん変わんないよね。いつもあんなんだよ。」
「めっちゃ美人な人っすね!」
金田一が言う。
それは、俺も認める。
「外見だけね。」
「これ、俺らも待ってなきゃいけないやつっすよね。」
国見ちゃんが気だるそうに口を開く。
「ま、いーんじゃない。ご馳走してくれるらしいし。 てか、今日のこの時間予定あったんじゃない訳?...急に迎えに来たとか言われても。」
「嬉しいなら嬉しいって言っとけ、クソ川」
「は、はぁ?!別にー。嬉しくなんかないしー。」
「ガキか。」