第4章 ゴールデンウィークと実家とワタシ
その日の夜、
鉄朗から電話が掛かって来たので
母も試合を観たいと言ってる旨を伝えると
あっさりとOKが出た。
「ホントにいいの? お母さん、浮いちゃう位はしゃいじゃうかもよ?」
「それ位盛り上げてくれた方が、俺らもやる気出るしいいんじゃね?」
「うーん……そう言うもんかなー?」
私は気が引けるものの、
鉄朗からのOKも出たので
電話の後、母にその事を伝えた。
「お父さんもその日は空けてくれたみたいだから、みんなで応援しましょうね♪ あ、横断幕とか作ろうかしら?」
「もう! お母さん!!」
「うふふ♪ 冗談よ〜♪」
本当に大丈夫かなと思いながらも
久しぶりに楽しそうな両親を見れて
内心は凄く嬉しかった。