第4章 ゴールデンウィークと実家とワタシ
実家に到着し、母と2人で朝ごはん。
久しぶりの母の手料理は
相変わらずほっぺが落ちるほど美味しい。
レシピを聞いて
同じように作っても
同じ味にはならない。
「なにか予定はあるの?」
「特には……あ、でも6日はバレーの試合見に行こうかと思ってる。烏野のおっきい体育館で試合やるみたいだから」
「研磨ちゃんも出るの?」
「鉄朗も研磨くんもスタメンだからね!」
「私も見に行こうかしら?」
「来てもいいけど……あんまりはしゃがないでね? 恥ずかしいから……」
「黒尾くんともお付き合い始めてからは改めて会ってないから、宜しく言っとかなきゃね♪」
「お母さん……」
私以上にルンルンしてる母に
大丈夫かなと思いつつも
後で鉄朗に聞いてみることにした。