第15章 月の王子様とワタシ
「こんなに綺麗なヒカリなのに、どこが汚いんだよ?」
ボロボロと涙を流すヒカリの唇を奪う。
涙が混じって少ししょっぱい。
「別に、眼鏡くんに何されようと……まぁそれは嫌だけど、別に汚い訳じゃねぇよ。ヒカリは綺麗だ。俺が保証する」
そう言って、ヒカリの手を
ズボン越しにオレに触れさす。
「わかるだろ? お前が綺麗だから……こんなになっちまう」
再び口付ける。
啄むようにすればヒカリが
そっと唇を開き俺が舌をねじ込む。
逃げるように縮こまった舌を
何度か刺激すれば
ゆっくりと俺の舌に返事をくれる。
お互いの舌を絡め合い
堪能し合えば、段々と息も上がる。
唇を離せば
唾液の絡み合った銀糸が
二人を繋ぐ。
「ヒカリ、俺とまた……付き合って欲しい。今度は、どんな事があってもお前を守る。だから、もっと俺を頼って欲しい」
「………………はい」