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【ハイキュー 裏夢】クロ猫彼氏と月の王子様
第12章 夏休みとワタシ
「ヒカリ……わかるか……?」
ぼーっとする意識と
視界を遮るタオルのせいでよくわからない。
でも、確かにそれは
鉄朗の声だった。
「……てつろっ……」
「よかった……」
ふぅと、鉄朗から漏れるため息。
「じゃあ、私たちは先に部屋戻ってるね」
「落ち着いたら花宮ちゃん、宜しくね♪」
パタパタと脱衣所を出て行く複数の足音。
静かに回る扇風機の音。
今、この場には
鉄朗と私、2人だけ…………。
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