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【ハイキュー 裏夢】クロ猫彼氏と月の王子様

第10章 秘密とボク




繋がる手から
僕ではない暖かさが伝わる。


こんな邪な気持ちでも
ヒカリさんは僕を信じて
僕を頼りにして、その小さな手で
必死についてきている。


僕の邪な気持ちは
どんどん膨らんでいく。




この階段を登ったら
この角を曲がったら……。


僕は
彼女の純粋な気持ちを逆手に取り
自分のワガママを通している。


もちろん、
彼女が気付くことなんてない。



音駒の部屋まであと少し。


僕の中で
何かが外れたような気がした────。


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