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【ハイキュー 裏夢】クロ猫彼氏と月の王子様

第6章 遠い思い出とボク




髪を伸ばし
綺麗になった彼女──。


前半、彼女は音駒の方しか観ていなかった。

そりゃ、彼女にとっての地元は
もう向こうなのかもしれないけど……。



でも、
後半になると
たまにこちらを観ていた。


僕がボールに触ると
僕がブロックに飛ぶと……

彼女の視線は
僕に向けられていた。


本当は ただ、ボールを追っていただけ
なのかもしれない。
けれど、僕はそう錯覚した。


つくづく馬鹿らしいとは思うけど──。


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