• テキストサイズ

交わりの祠【R18】

第1章 それは責務


どんなすごいことをするのかと不安になったが、相手に触れるだけ



鈴音の左胸には生まれつき、直径五センチ程の白霧家の家紋が刻まれていた


それは刺青のようだが、鈴音が成長しても大きさは変わらなかった



肌を直接触れられるのはあまり気分がよくない


しかし、それだけで力が増すのであれば実に簡単な方法と言っていい


少し我慢するだけだ


鈴音は自分に言い聞かせていると黒闇家からの返事が届く



了承の文字と場所を示す内容だった



「明日…領境付近にある神社」



鈴音は少しドキドキしていた


北側へ足を踏み入れるのは始めてだ


一生無いと思っていた事が急に現実となり、なかなか現実味が無かった


しかし、祠に亀裂が入っていることには焦りを感じている


黒闇家が早急に対応してくれたことに感謝しなくてはいけない



鈴音は意を決すると深い眠りについたのだった



/ 233ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp