第7章 黒闇家は鬼の血を引く
長い廊下を抜け、案内されたのは八千代の部屋だった
物の少ないシンプルな部屋だ
しかし元々広い部屋のため、なんだか淋しいような気もする
鈴音が部屋を見渡していると後ろから抱きしめられる
「や、八千代さん?」
顔を赤らめて振り向くと、すぐに唇を塞がれた
ちゅっ、ちゅっと何度かキスをして八千代はやっと顔を離す
「互いに馬に乗っていた時は手も握れなかったからな」
「八千代さんてば…」
嬉しいような恥ずかしいような
うつむいてしまいそうになるとまたしても唇が重なる
「んっ……」
口内を犯され、右手で腰を抱き寄せられると、反対の手が胸へ伸びる
「だ…ダメ、八千代さ…」
「少し弄るだけだ」
少し、で本当に止まるとは思えない
だが八千代の左手は鈴音の胸を揉みはじめる
優しく…時に強く
鈴音が気持ち良くなる事を知っていて強弱を付ける
「や、やぁ…ん!」
「あぁ。やっぱりお前の胸は最高だな」
着物をはだけられると右胸だけがぷるんと姿を現す
先端の飾りを指で弾かれると鈴音の体がビクンと震える
「感じてるのか?」
「あっ…違いますっ…」
「じゃぁ、もう少しいいよな」
八千代は飾りを掴むとグリグリと苛めはじめる