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交わりの祠【R18】

第6章 ★薫の秘め事(~P83)


「おや、せっかくの美しい胸を隠してしまうのですか」


薫が座り直し、胸を隠していたことが残念なのか奏月は眉を垂らす


薫はわからないことだらけだった



「あ、あの…菊様に許可って…」


「はい。言った通り、この村に着いてすぐ貴女に一目惚れをしました。なので菊様に確認し、許可を頂いたのですよ」


「確認…?」


「えぇ。貴女の名前や特別な相手がいないこと、そして口説く許可を頂いたのです」


「なっ…」



薫はぼっと顔が赤くなるのを感じた


まさか、奏月が言っていた事は全て本当の事だと言うのだろうか



「薫さん、私はもう我慢できません。貴女の気が変わらぬうちに早く抱きたいのです」


「ま、待ってください!」



薫が声を上げると奏月はピタリと止まった



「気が…変わりました」


「えっ?」


「言わないつもりでしたけど…白状します」



そう言って薫はごくりと唾を飲む


奏月は不審な顔をしながらも薫の前に座った



「わ、私…奏月さんの声にすごいドキドキしてました。名前を呼ばれると胸が熱くなるんです。それから…体を拭いた時に見た貴方のモノが忘れられず…この二日間避けてました」


「薫さん…」


「昨夜、この部屋を訪れた恭子を見た時も気が狂いそうで…。私、気づいたんです…奏月さんが…好きだと」


「っ!?」



奏月が目を見開く


と同時に抱きしめられていた


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