第6章 ★薫の秘め事(~P83)
ドキドキする胸を抑え薫は奏月に近づく
「失礼します」
そう言って帯を外すと、着物や襦袢を脱がせ、奏月はあっという間に裸になる
思わず目がいってしまった奏月のモノは重力を受けてだらりと垂れているが立派だった
…私ってば、何見てるのよ!失礼じゃない!
薫は手拭いを湯に浸すと、ゆっくり絞って奏月の体を拭き始める
他に誰も来ませんように、と願いながら
もしこんな状況を見られたら言い訳なんてできない
早めに終わらせようと急ぐも、丁寧さは忘れなかった
二度程拭き、もういいだろうと思った時
「薫さん、ここがまだですよ」
奏月が指差したのは奏月自身だった
「えっ…あの…そこは…」
「ここも濡れて気持ち悪いんです。お願いできませんか?」
「は、はい…」
断れずに薫は奏月のモノをそっと手に取る
そして手拭いで優しく拭き取ると
「……柔らかい手ですね」
なんて言われて余計に緊張してしまう
文句を言われないよう、袋も念入りに拭いていると
「もう少し棒の先をお願いします」
奏月の涼しげな顔からは想像も付かないような要求をしてくる
「あ、あの…もう…お許し下さい」
薫は今の行為を自分に与えられた罰だと感じていた