第5章 官能的な仕事
「白霧鈴音の…あん!…名において命ずる。んぁっ、あん!黄の國の門よ、あっ…あっ…その力を以て現の世を守りたまえ」
やっとのことで言葉を紡ぐと
祠が激しい光に包まれる
それは今までに見たことのない魔力の現れだった
「す、すごい…」
眩しく輝き続けたそれは、徐々に祠に吸い込まれるようにして消えていった
「八千代さん見まし…あん!!」
「あぁ、見た。交わりながらだと魔力が上がるっていうのは本当なんだな」
八千代は胸を掴んだまま動き始める
鈴音はすぐに絶頂に達していた
「くっ…出すぞ!」
一層激しく腰を打ち付けられたかと思うと中で八千代自身が震え、欲を吐き出す
何度注がれても熱く感じ、鈴音は喜びの声を上げた
「あぁん…八千代さんのが…いっぱい…」
二人はその場に倒れこむ
八千代も少し疲れたようだった
鈴音は意識を失いかけている
交わりながら結界の強化
初めてのことだったが何とか上手くいったようだ
ここへ来たときより祠の結界が強化されたのがよくわかる
八千代は鈴音のおでこにキスをすると、身だしなみを整える
鈴音にも服を着せると横抱きにして山を下った