第10章 病に勝つのは
「八千代さん、あっ…待って…くださ、あん!」
「何を待つ事がある。気持ち良くなりたいだろ?」
「そう…ですけど…あんっ!!」
気持ち良くなりたい
そうしてもらえることを期待している自分もいる
でも、八千代の体が心配だった
必死にそれを訴えれば、八千代は再び笑う
「お前を抱くことで体調が良くなると確信してる」
「な、何を根拠に…」
「それに。愛する鈴音が俺を求めてこんなに濡らしているというのに、何もしないわけにはいかないだろ」
「あ…あぁっ!!」
八千代の指が蜜壺へと侵入する
ぐちゃっと音がして、さらに水音が響く
「やん…八千代さ…あぁっ!」
「わかってる。もっと欲しいんだよな」
指が二本、三本と増やされ
無骨な指はバラバラに鈴音の中をかき回す
既に鈴音は八千代の手の中に落ちていた
心配する気持ちより、気持ちよくなりたいという欲が蜜となって溢れ出す
ぐちゃぐちゃにかき回され、更には気持ちいいところを刺激され
「あぁぁぁぁぁん!!」
鈴音は体を痙攣させた
久々の刺激にあっけなく達してしまったのだ