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交わりの祠【R18】

第10章 病に勝つのは


またしても部屋に二人きりになると



「んっ…」



八千代がゆっくりと目を覚ます



「や、八千代さん!?」


「……鈴音?」



その顔を覗きこめばまたしても涙が溢れそうになった



「俺は…あぁ、体調を崩していたのか」


「はい。いかがですか?あ、お茶を用意してあるのですが飲めますか?」


「あぁ、貰おう」



八千代は体を起こすと湯飲みを受けとる


まだ体が辛いのか、少し動きがぎこちない


医師は出て行ったばかりだが呼び戻そうか考えていると



「鈴音、おいで」



八千代が腕を広げたのを見て迷わずに飛び込んでいた


たくましい胸に頬を寄せれば、八千代はしっかりと抱きしめてくれる



「八千代さん…心配したんですよ」


「悪かったな。だが、お前のおかげで少しは楽になった」


「えっ?」



どういう意味か尋ねようと顔を上げれば、そこにはニヤリと笑う八千代がいた



「八千代さ…あんっ!!」



突如鈴音は体をビクンと跳ねさせる


気がつけば八千代の手が鈴音の着物の中へ侵入し、秘部に指を這わせていた



「こんなに濡らして。俺のはそんなに良かったか?」


「あっ…そんな…」



八千代の指がすっと動けばピチャッと音がする


そこがぐっしょり濡れてる証拠だった


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