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交わりの祠【R18】

第10章 病に勝つのは


「…八千代さん」



堪えていた涙が溢れ出す


会いたくて、顔が見たくて気が狂いそうだった


そして、やっと手の届く先に八千代がいる



それだけで鈴音は嬉しかった




すぐ横には手拭いと水を張った桶、八千代の着物が用意されていた


涙をぬぐうと鈴音は手拭いを水でさらしてそれを絞り、八千代の汗を拭く


体に張り付いた着物をなんとか脱がすと、全身くまなく丁寧に拭き上げた




そんな中…



「…八千代さんってば」



意識が無いはずの八千代の男根がぐっと大きくなる


ソレはすぐにはち切れそうな程パンパンに膨れ上がっていた



久しぶりに見るソレに、鈴音はごくりと唾を飲む



「と、とりあえず拭かないとね」



自分に言い聞かせるようにソレに手を添えれば、ピクッと反応する


拭けば拭くほどソレは苦しそうに感じられた



熱を発散することだけです、医師はそう言っていた


それなら…




鈴音はちゅっと八千代自身に口付ける


そして舌先でちょろちょろと舐めると



「うっ…」



八千代から苦しそうな声が上がった



「八千代さん…熱、出しましょうね」



そう言うと鈴音はソレを口に含んでいた


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