第8章 止まらない刺激
ーーー……
「……えっ!?八千代さん専用のお風呂ですか!?」
お風呂場に着くなり鈴音は驚いて声を上げてしまう
「あぁ。別に一人で入る意味はないからいつも共同用を利用していたが、鈴音がいるなら話は別だろ」
「えっと、あの。私はてっきり女性専用風呂を使わせていただけるのかと…」
鈴音は顔を赤らめると一歩後ずさる
だが八千代に腕を掴まれ、逃げ場を無くしていた
「まさか今さら照れてるとか言うんじゃないだろうな。風呂ならお前の離れで一緒に入っただろ」
「えっ…そ、それは、その…」
「言っておくが、もうお前の全部を見た。隠すことなんて何もないはずだが?」
全部、と言われて鈴音は口をぱくぱくさせる
恥ずかしさのあまり言葉にならなかったのだ
「ったく。あんなに俺を欲して乱れるくせに、今さら何を照れるのかわかんねぇな」
「えっ、きゃぁっ!」
一瞬で着物を剥ぎ取られ、鈴音はあっという間に裸になっていた
「や、八千代さん!?」
「隠すな」
八千代も着物を脱ぐと再び腕を引かれる
扉を開けたその先には湯気がのぼる熱いお湯が張られていた
「こっちこい。体を流してやる」