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交わりの祠【R18】

第8章 止まらない刺激


「こ、この村は女の人が少ないと聞きました。だから桜ちゃんは人気者なんだろうなぁと…」



照れを誤魔化すとつい早口になってしまう


そんな鈴音を見て八千代は微笑むと教えてくれた


「まぁ、他の男たちにも可愛がられてるのは何度も見たな」


「でしょう」


「だが、桜には番犬がいる。誰も桜には手を出せないはずだ」


「…へ?」



そんなすごい犬を飼っているのだろうか


鈴音がうーんと考えていると



「帳のことだ」



すぐに八千代が鈴音の間違いを指摘する



「帳くん、ですか?」


「あぁ。あれはずっと桜と一緒にいるからな」


「へぇ、仲良しなんですね」


「なんでも産まれた日が同じらしい。だからより、帳にとって桜は特別なんだろうな」



二人を思い出す八千代の目はお兄さんのようだ


また新しい一面を発見してしまった



「あれ?でも、恋人じゃなくて番犬なんですか?」


「そこは聞かないでやってくれ」


「はぁ…」



鈴音は幼なじみがいないため、よくわからないが


どうやら幼なじみにも色々な状況があるようだ



「さて。飯も食ったし風呂行くか」



八千代に促され、鈴音は部屋を後にした



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