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交わりの祠【R18】

第8章 止まらない刺激


ご飯はどれも美味しいものばかりだった


初めて食べるものが多く、ついつい食べ過ぎてしまう


食後、お茶を淹れにきた桜に声をかける



「とても美味しかったです。ご馳走様でした」


「あっ、ありがとうございます!」



桜は驚いた顔をしたが、すぐに頭を下げる


そんなにかしこまらなくても…と声をかけると桜は頭を横に振った



「鈴音様に喜んでいただけてよかったです」


「ここの飯の仕込みは桜が担当してるんだ」



八千代が桜に誉めの言葉を投げ掛けると、桜は照れたように笑った



…か、可愛いっ


鈴音には今まで味わったことのない感情が芽生えていた


妹がいたらこんな気持ちになるのだろうか



「あ、あの。お風呂の準備は整っております。いつでもご自由にお使い下さい」


「わかった」


「で、では。失礼します」



パタパタと逃げる姿は猫のようだと鈴音は思った


時間をかけて仲良くなれたらいいな…


桜が閉めた襖を見つめたままでいると



「…俺より桜が気になるのか」



不満そうな声がした


驚いて八千代を見れば口をへの字に結んでいる



「ち、違いますよ。可愛いなぁって思いまして」


「お前の方が可愛い」


「なっ…」



不意討ちに鈴音は顔を赤くした


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