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交わりの祠【R18】

第8章 止まらない刺激


「実はな…」



八千代にしては歯切れが悪い


鈴音は八千代を見つめたまま続きを待った



「お前が意識を失っても止まれなかったんだ」


「へっ?」


「ぐったりしたお前を抱き続けたんだよ」


「え…えぇっ!?」



鈴音はぼっと顔が赤くなるのを感じた


意識が無い間にも八千代に抱かれ続けたというのだ



「…悪かった」


「何故謝るのですか。やはり、最後まで意識を保てなかった私が悪いです」



それに…と言って鈴音は続けた



「意識を失ってる間も八千代さんに愛されていたなんて…幸せです」



照れた鈴音は両手で顔を覆う


恥ずかしい事を口にしてしまった



「鈴音…」


「あのっ、では。結界の強化は?」


「無事に終わった。俺もいつもとは違う力が出せたよ」


「よかったです…」



ほっと一息つくと腕を引かれる


一瞬で鈴音は八千代の腕の中に閉じ込められていた



「鈴音、お前ほんと可愛いな」


「えっ、なっ、なんですかいきなり!?」


「怒るかと思ったのに、簡単に許すなよ」



おでこにちゅっとキスをされる


とろけそうな程甘いキスだ


またしても好きが溢れてしまう



「八千代さんだからです。私きっと、八千代さんになら何されても許せる気がします。あ、もちろん浮気は許しませんが」


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