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交わりの祠【R18】

第8章 止まらない刺激




ーーーー……



ゆっくりと目を覚ます


ぼんやりとした視界に映ったのは見慣れない天井だった


もう夜なのか、部屋は薄暗い



「やっと起きたか」



声がした方へ顔を向ける


すぐ横に八千代が座っていた


その姿は元に戻り、鈴音を優しく見下ろしている



「八千代…さん?」


「体は平気か?無理させて悪かったな」



八千代に頭を撫でられ、心地よくなる


だが、次第に頭がはっきりしてくると勢いよく体を起こした



「鈴音?」



キョロキョロと辺りを見渡す


ここは八千代の部屋だ



「八千代さん、何がどうなっているのでしょうか…」



恐る恐る訪ねる


鈴音はちゃんと着物を着ており、布団に寝かされていたようだ



記憶を辿るが交わっている途中から曖昧だった



「印に触れてからしばらくしてだな。お前が意識を失ったのは」


「…えっ!?ということは、結界の強化は…失敗してしまったのですか!?」



鈴音は慌てて八千代の腕を掴む


だが八千代は目を反らして鈴音を見ようとしない



「八千代さん…申し訳ありません…」


「いやいや。頭を上げろ。謝るのは俺の方だ」



えっ?と頭を上げれば、八千代は申し訳なさそうに鈴音を見る


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