第8章 止まらない刺激
鈴音はかぁっと顔を赤らめる
八千代と交わることに夢中で結界の事を忘れていた
…私ってば、また…
これは仕事だ
鈴音と八千代にしかできない結界の強化
しかし交われば鈴音はすぐに理性を手放してしまう
もっと突き上げて欲しい
もっと熱いものを注いで欲しい
頭の中にあるのはそればかり
「まだできるだろ?」
八千代の指が蜜壺に挿れられ、白濁した液をかき出すようにぐちゃぐちゃと音を立てる
卑猥な音に鈴音はゾクゾクとした
しかし、体力の限界はある
「八千代さん、私もう全然力が入らなくて…」
鬼の血を引く八千代の体力が底なしに思えた
「確かに、休憩が必要そうだな。なら次で終わりにしてやる」
「あん…八千代さん…」
「鈴音、もっと気持ち良くなれ」
八千代の腕が鈴音の後頭部へ伸びる
えっ?と思った頃には抱き寄せられていた
と同時に体に電気が走る
「ひゃぁぁぁん!!」
弾かれたように顔を上げると
ぼんやりとした視界に笑みを浮かべる八千代が映った
「八千代さ…んっ。体が…更に熱く…」
「だろうな。お前は今俺の印に口付けたんだからな」
印、そう聞いてすぐに理解した
体に走る熱は初めて八千代と交わった時に経験したものだった