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突然ですが、これから貴女は諜報員です。

第7章 不定期開催のアレが…


「あぁ… 化学研究班の女性陣と
調査偵察班のメンバーで食事に行きたいと
誘われたんだが…
面倒だから断ったんだけれども…
すごく粘るんだね… 今の女性は…
全く引く様子がなくてね…
結局、行かなくてすんだけど…
流石に疲れてしまうね」


調査偵察班のメンバーって…
イケメンと食事って…


「お疲れ様ですホールさん!
そんなホールさんを
癒してくれる人がいますよ〜!」


ニコニコしながらエリオットは私を見る

えっ… 今っ!?


「そうだホール
ティナの誘惑はすげーんだぞ
チビのくせにとんでもねーんだ
ほら、ティナ早くしろよ」


グイグイとオリヴァーに押されて
ホールさんの前に立たされる


「いや… その、やるって言ってませんし…」


「そうか…
ティナが私を誘惑で癒してくれるのか
是非ともやってほしいね」


爽やかイケメンの爽やかスマイル…
ああ… やるしかないのか…
それにしてもホールさんも背が高いから
なんかアレだな ちょっと不自然…


「ほら、ティナおいで…」


それを察したのか
ホールさんは近くの椅子に座る
…こうなったら やるしかないかぁ…

今までの心は落ち着かせて
完全に男のスイッチを入れる

いつもより背筋を伸ばして
少しでも背が高くなるように見せる


「…いつもお仕事お疲れ様です」


声色もいつもより落ち着かせる
あまり笑顔は見せない
優しく微笑むようなイメージ


「いつも見ていますから…
貴方がどれ位苦労しているか知っています」


最初は伏し目がちにする
そして目を合わせて
視線を絡めて離させない
天井の照明なら…
この位置が1番瞳に光が入るだろう

そして一気に距離を詰める
そっとホールさんの視界を手で覆う
私の顔をホールさんの耳元に近づけて…

「私が癒してあげますから…
覚悟してください」


視覚を失い
少しだけ聴覚が良くなる事を利用して
囁いてみたけれど…

男の人にやるのはちょっと違うよなぁ…


「ティナって
手馴れてる感じありますよね〜…」


「恐らく私達より若いでしょう?
その歳で何人の女性を
虜にしたんでしょうね…♪」


「それか何人の女をお持ち帰りしたかだな」


言いたいことを自由に言って…!


「いやぁ…
ティナはまだ小さいのに…
どこでそんなの覚えてくるんだい…?」
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