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突然ですが、これから貴女は諜報員です。

第7章 不定期開催のアレが…


「…いいですか
私の誘惑なんかよりも
他の人の誘惑の方が需要あると思いませんか
私の見て誰が得するんですか」


「はぁ?
ティナは何言ってんのかよく分かんねぇな」


「せめて… 皆さんやりましょうよ…」


「チッ… しょうがねぇな
じゃあティナは最後な
ホールが戻ってきた時だ」


「えっ、ちょっと、それは違いま…」


「じゃあエリオットからだ!!
女役は一番チビなティナでいいよな?」


強引すぎる…


「え〜 僕からですか…
でもティナのが最後に見れるなら〜!」


えへへ〜、と言いながらも
私の前に来たエリオット
…かっ、可愛い
何かが負けた…

するとエリオットは真剣な表情に変わる
至近距離で見つめないで…!
緑色の綺麗な瞳に吸い込まれそうになる
そして頬を包まれ顔を上向きにされて


「ティナは頑張りすぎです
1人で抱え込まないでください
ねぇ、僕にも頼って…?」


小さい声でそう囁かれて
エリオットはおでこに軽くキスを…


chu…


「はいっ、おしまいで〜す!
どうですか〜?ドキドキしましたか〜?」


これは心臓が持たない
こんなイケメンが
自分に寄り添ってくれるなんて
しかも最後に困り顔しながら
「頼って…」はずるい


「エリオットだからできる感じがしますね
あざとさなんて他の人じゃ無理ですよ
特にオリヴァーですね」


「エリオットまじで
性別間違えてきてんじゃねーの?
あと、俺はあざとさなんて使った事ねーよ」


いや… ほかの3人は男だから…
全然余裕そうですけどね…
私は女なのに無理して男のふりして
またさらに女役になって…
照れるのを隠すのに必死なのに…!


「それなら、あざとさを使わない
オリヴァーの誘惑を見てみたいですね♪」


「はーい!
オリヴァーにバトンタッチで〜す!
ティナをど〜ぞ〜♪」


「ええっ!?
そこは性別を間違えたエリオットが…」


私が何か言う前に
オリヴァーがガシッと私の肩を掴む


「ちょっと待ってください…!
女役にも心の準備っていうのが…!」


言い終わる前に
オリヴァーに強い力で抱きしめられる


「うるせぇな…
俺のティナだろ…?
大人しくしてたら
いい事してやってもいいぜ…」


正面から抱きしめられ耳元で囁かれる言葉
身体が密着して
これじゃドキドキしてるってバレる…!
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