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突然ですが、これから貴女は諜報員です。

第5章 可愛げのあるドジと海上オークション


「何か… 調査偵察班はあるんですか?」


私が聞くと2人は驚いた


「あれ?
ティナには言ってませんでしたか〜?
調査偵察班は女性人気がすごくて…
仕事に支障をきたすくらいだったそうで…
だから女性の調査偵察班周辺は立ち入り禁止
の規制をかけたんですよ〜
僕が入った時はその規制がありましたけど
その前のホールさん、オリヴァー、フィル
の3人の時は相当だったらしいですよ〜…」


そういう事か!!!!!
だから男として調査偵察班にいなきゃいけないのか
どうりでイケメンonlyでおかしいと思えば変な規制があるし…
そして、レン可哀想…!


「海陸追跡班は別棟だから
その部署の人間しかいないしほぼ男だ。
だからホールは
ココにいた時は大丈夫だったけれどね…
新設された時が1番大変だっただろう…」


イケメンに生まれただけで大変なんだなぁ…
そして、海陸追跡班専用の車庫に着いた
人生で音速戦闘機に乗るなんて…

乗り込んで厳重にベルトをして準備はできた…
操縦席に座っているホールさんのお兄さんは無線でやり取りを終えたようだ


「それじゃあ大丈夫だね?

…Ready for Takeoff」


そう言ってから戦闘機は離陸したけれど
まだ記憶に新しいホールさんが放った
『テイクオフ』が思い出される

必死に笑いを堪えているが…
エリオットさんは小さく吹き出している


「どうしたんだ2人とも…?」


私たちの様子を察したホールさんのお兄さんが尋ねてきた


「いやその… 実は…」


先日あった悪戯に加えてホールさんが間違ってテイクオフと言ってしまった事について話した
すると…


「…アッハハハハハハ!!!!!
なんだそれ初めて聞いたよ…!
面白すぎるな あぁ、涙でてきた…
動画とか撮ってなかったの?残念…」


操縦席から大きな笑い声が聞こえて
私たちも堪えきれずに笑ってしまった


「そういえば報告会終わったあとに
ホールが人生の終わりみたいな顔してて
『戻るのが辛い…』って言っててね。
この事なのか…」


ホールさんそんなにダメージ受けていたんですね…
本当にすみませんでした…

でもとっっても楽しかった…
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