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突然ですが、これから貴女は諜報員です。

第3章 俺様の自信家と暗殺


「今は疲れているだろう?
向こうに着いてから報告書を作ってもらうよ。
…ところでオリヴァー
いつまでティナとそんなにくっついてるつもりだ…?」


「あ? あぁそうか。悪ぃな」


そう言ってオリヴァーさんは離れていく
とても近かったけど女ってバレてないよね?


「そういえば…
オリヴァーさんが行きのヘリで
時間があったら話すっていうのは…」


「…オリヴァー」


「えっ?なんですか?」


「さっき俺を突き飛ばした時そう言っただろ
さんって付けずにな…♪」


そういえばそうかもしれない
あの時は咄嗟にだったから…


「あ… すみませんでした。
気をつけますね。」


「は? そーじゃねーよ。
これからもそれで呼べって事だ。」


「え…!?
いや流石に年上を呼び捨てには…
オリヴァーさんは私より年上だからそうーー」

「オリヴァーだからな」


「初仕事を一緒にしてくれてありがとう…
…オリヴァー」


もうヤケクソだった
すると、とても嬉しそうに私の頭をわしゃわしゃと撫でてくる
犬じゃないって…


「これからはずっとそう呼べよ…♪
後、時間があれば話すっていうっいうのは
調査偵察班の事を言っとかねーとって
俺とネシスが不仲なのは感じただろう?」


もちろん
行きのヘリ内の険悪ムードは忘れていない…


「調査偵察班は特別に5年前に作られた部署で
その時の初期メンバーは俺とホールだけだ
今日までずっとこの部署に入りたがっているのがネシスだ」


「でもこの部署は特別でね。
各部署でも優良かつ幹部の会議で名前が上がるくらいの人じゃないとココには入れないんだ。
仕事に統一性がないし、現場に出て仕事するからね。
不得意なものがあっては困るだろう?」


操縦席からホールさんも話してくれる


「ホールは前部署の海陸追跡班でも成績は最優良。
その部署のリーダーってわけだが、
俺も前部署の武器調達班でリーダーじゃねーけど
成績は優良だったぜ。
だからココに配属されたわけだ。」


「ネシスはlexxに来てからずっと情報処理班にいる。
成績は文句無しの最優良。故にリーダーだね。
それだからかは分からないけれど、
調査偵察班に入りたがっているのは事実だ…」


「俺がネシスを嫌ってる一番の理由は
元ZI7だったっていう黒い噂があるからだけどな」


何だってーーー
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