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突然ですが、これから貴女は諜報員です。

第3章 俺様の自信家と暗殺


階段を登りきって目の前には扉がある
少しだけ扉を開けて私たちは階段の陰に隠れる


これを閉めにくる人で中に誰がいるかわかる

警備員が閉めたら中には多数のボディーガードが
昨日会った秘書が閉めればターゲットと秘書が
ターゲットが閉めれば中には1人…

さぁ、誰がくるか…


「さっき閉め忘れちゃったのかな…?
安全の為、閉めておきますね」


あの秘書だ! という事は中には2人

オリヴァーさんがすぐさま秘書を撃つ
弾は心臓を射貫きそのままバタンと倒れた


「何事かね…!? 誰かいるのか!」


ターゲットが喚いている

私たちは扉を開けて中に入る
あーあ 私はちゃんと貴方に忠告したのに
ブラッディメアリーを頼んだでしょう?


「今日は生憎の雨ですね
お聴きしたい情報があるのですが、
よろしいでしょうか?」


私がターゲットに問いかける
かなり動揺している


「わかった… 情報ってあの事しかないだろう…
話すから… だから命だけは…!」


「当たりめぇだろ。無駄に殺さねぇよ。」


オリヴァーさんは笑顔で言っているが
トリガーから手を離す気配は無い


「隣国の諜報機関と王族についてだろう?
まず諜報機関は…」


その後もターゲットは早口で汗を流しながら
王族の事も話してくれた
この人数年前まで
王族に仕えていた人間だからだ

人の目を見れば、嘘をついているか
真実なのか、百発百中でわかる

ターゲットは白だな… 全部真実だろう


「これで俺が知っているのは全てだ…!
どうだ、もういいだろ!?
ココから立ち去ってくれ!」


「ご丁寧にわざわざありがとうございます
もちろんこのまま帰りますよ
最近は暗殺が多発してますからね
お気を付けてください」


私とオリヴァーさんは
満面の笑みで部屋を出ようとする

ターゲットはホッと一安心している…




ーーーーバンッ


私は素早く銃を持ち
振り返りざまにターゲットを撃つ

そしてそのまま…

バタリと倒れてしまった
先程の秘書のように

念の為、戻ってターゲットの脈を確認する


「お仕事終わりましたねオリヴァーさん
帰りましょうか」


「本当にチョロかったな
とりあえずlexxに連絡すっか」


3階から外へひょいと出る
凄まじい銃声だ


「いたぞ!あそこだ!」

とりあえずここから逃げようーー
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