第3章 俺様の自信家と暗殺
建物内で誰にも気づかれること無く
また外に出た
私はこういうのは8歳からやっているから
慣れている
オリヴァーさんもそのようで、
特に焦る事もなくスグに外に出れた
多分彼も
長い事こんな仕事をしているのだろう…
そういえば、ヘリの中やここに来るまで
よく見てなかったけど
イケメンはスーツを着るだけで違うな…
紅髪に合わせて
ネクタイもオレンジがかった紅色
背も高いだけあって、逆に…
「オリヴァーさんスーツ着こなしてますね
目立ちそうですね。紅い髪と同じ色の瞳が」
「おいおい、それティナが言うのかよ…
お前も充分着こなせて目立ってんぞ…
その青髪に紫のメッシュに加えて
オッドアイだからな」
あぁ、確かにそうかもしれない
無駄に色んな色素が入っているから…
いやでも…
「「仕事できるから問題ないよな / です」」
「 …アッハハハ!!
なんでこんなに揃うんですか
オリヴァーさん私の脳読まないでください
気持ち悪いですよ」
「それはお前だろ
ヤバイ薬でもやって
俺の幻聴が聞こえんじゃねーの」
「だから、やってないですって…!」
そんな会話をしながら、人に紛れて街を歩いた
オリヴァーさんは話しやすいな…
私たちは、栄えている所にまで歩いてきた
〝〇月✕日! △△党の公演会を開催!〟
〝本日の19時〜 ◇◇党主催ディナーショー〟
「随分と政治熱心な事だな 怖いぐれーに」
そんな貼り紙があちこちにある
「とりあえず
ターゲットを狙うのは夜だよな
今は夕方だからもう少し待ってねーとな…
なんか食うか?
俺が買ってきてやるから待っとけよ」
そう言ってニヤニヤしながら
オリヴァーさんは売店に行った
あっ、戻ってきた…
「新入りだからな 俺の奢りだぞ…♪」
オリヴァーさんは
ハンバーガーを買ってきてくれた
「丁度お腹空いてたんですよ
ありがとうございます いただきます」
オリヴァーさんから
必要以上に視線を感じながらもパクッと食べる
…ん! これは!
「仔牛の脳みそバーガーじゃないですか!
大好物です!ありがとうございます!」
あ〜!!やっぱり美味しい!
朝はカエルのお刺身食べ損ねたから〜♪
「 …なんでそーなるんだよ!!!おい!!」