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突然ですが、これから貴女は諜報員です。

第3章 俺様の自信家と暗殺


オリヴァーさんと一緒に資料の確認をしていく

毎日といっていいほど
一日単位で政治家の暗殺事件がある
厄介なのは
多数のグループが政治家を狙っているせいで
グループ同士の勃発もある事だ


「だから銃撃戦って事か…
他のグループがそいつを殺したら
自分たちのグループの利益はねーからな」


オリヴァーさんの言う通りだ


「それじゃあ
私たちも他のグループを名乗って
紛れて暗殺すれば問題ないですね
今回の仕事って…」


「「 ちょろいな / ですね 」」


あっ、ハモった…


「ふっ…、いや…、すみません…
フフフッ、ハッ……」


ダメだ… じわじわ笑いがこみ上げてくる…


「ティナもちょろいって思ってんなら
すぐ済ませて、すぐ戻んぞ…
お前、笑うなよ、俺も笑っちまうだろ…
クッ…」


あっ、オリヴァーさんも笑っちゃってる…
誘い笑いってやつだよ…


「御二方は
すっかり意気投合していらっしゃるのですね」


「は?なんだよ
ネシスはついででこの場にいるからな
仲良くなんてならねーよ」


あぁ…まただ…完全にこの2人は仲が悪い…

すると
オリヴァーさんは少しこちらに目配せをした
ネシスさんには聞かれたくない話なのだろう
私も目を合わせて
オリヴァーさんの次を待つ


〝ネシスの事は向こうについて
時間がある時に話すから
今は少し待ってろ。〟


声には出さずに目で伝えられた
こういうのは慣れている


私は〝了解しました〟と伝え
再び資料に目を通す


「あと少しで国に着きますので
準備をお願い致します
ヘリは建物を見つけ次第近づきますので
飛び降りて仕事に取り掛かってください」


外の景色も建物が見えてきた


「それでは、検討を祈ります…!
ターゲットの始末が完了したら
迎えにきますので
ご連絡お願い致します!」


ヘリのドアが開ていたから
ネシスさんは声を張り上げて
私たちに言ってくれた


「ティナ!ココから飛び降りんぞ!
できるよな、いくぞ!
3、2、1!」


私とオリヴァーさんは
ヘリから建物の屋上に飛び降りた


ダンッ


「着地成功だな
ほら、怪しまれる前にココから降りんぞ!」


私とオリヴァーさんは建物内に入り
地上へと向かった
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