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突然ですが、これから貴女は諜報員です。

第13章 Party Next


「「フィル!ティナから離れろ!」」


関節技をまだ続けているホールと
オリヴァーが叫ぶ


驚いて振り向こうとするも
大きな手で視界が遮られる


「今見ても気持ち悪いだけですからね
ティナは見なくていいんですよ♪」


うわぁ… フィルすごくいい匂い…
前から気になってたんだよね…


「フィルの付けてる香水ってどんなのですか?
いい匂いだなってずっと思ってるんですけど…」


「ティナがお気に召したなら嬉しいですね♪」


手首に付けているのかな?
いつもより強く匂うなぁ…


「ああああ!!もう!!!フィル!!!
イチャイチャすんじゃねーよ!!!」


関節技から抜け出したオリヴァーが
こちらに来てフィルと私を引き離す


「ティナ!いいか!
犯罪行為のホールか
弱くてなよなよのエリオットか
何しでかすかわかんねーフィルか
とりあえず俺選んどけよ!」


肩をガシっと掴まれて
オリヴァーに選べ!と言われる


「そ… そうですね…
最初に仕事をしたものオリヴァーだから…
オリヴァーと同伴しようかと…」


これは早く決めた方がいいよね…
別に誰でもいいし…


「まぁ、そんなわけだから諦めろよ
特にホールだな!!!」


「くっ… じゃあ、ティナを頼んだよ
パーティー会場に入ったら
オリヴァーとティナのペアと
俺とフィルとエリオットで別れる
その後の動きは書類にあるから…
あとは目を通しておいてね」


オリヴァーとペアか…
そうは言ってもみんなも一緒にいくから
初めてだなぁ…


「そんなわけだから、オリヴァー
ここの書類を今日中によろしくね」


ドサっと重い音が…
オリヴァーのデスクの上に置かれる


「じゃあ、俺は他の部署に呼ばれているから」


清々しい笑顔で去っていくホールさん


「あ〜 ホールさんを怒らせちゃうから〜」


「頑張ってくださいオリヴァー
ティナ、エリオット、
夜はご飯食べに行きましょう♪」


「おい!どいつもこいつもずりーだろ!!
俺が何したって言うんだよ!!
フィル!俺もメシ連れてけ!」


「ですが、その書類の量は残業確定ですよ?
それか明日も働くのですか?
折角の休みなのに?」


「うわあああああ!!!
ホール!!!許さねぇからな!!!」
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