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突然ですが、これから貴女は諜報員です。

第13章 Party Next


「え!?私スーツがいいんですけど!?」


「何を言うんですかティナ
女の子ってもう分かっているのですから
今更スーツなんて着ないでください
それに王女なんですから、ドレスくらい…」


「だ!か!ら!
5歳ですよ!5歳!
それ以来、ドレス着てないですよ!」


「いや… ティナにはドレスを着てもらうよ
男5人が同伴者無しにパーティーなんて可笑しいだろう?」


確かに… それもあるけど…

ん?同伴者?


「私、この中の誰かと同伴して行くんですか?」


パーティーの同伴者といえば
恋人… という事になる


「まぁ、そんな事だよ
だから、俺とティナが同伴で…」


「はぁ?なんでホールなんだよ
犯罪行為になるから俺にしとけ
な?ティナ?」


「え〜!?? ずるくないですか!?
ティナ〜! 僕と一緒にしましょ〜!」


「ティナ
私は貴女を必ず守ると言いましたよね?
私と同伴すれば問題ないでしょう」


相当疲れているのかな…
目の前のイケメン4人が
私の同伴を争っているように見える…

私の為に争わないで!


って言う場面なのかな…

いやでも、勘違いかもしれないし


「ティナは誰とパーティー行きたい?」

ホールさんに急に聞かれる
ああ! それ私に聞かないで!
イケメン4人の視線が痛いから!


「特に… 考えてないんですけど…
誰でもいいですよ」


「それじゃ決まんねーから聞いたんだろ」


「え?そうなんですか…
あの、オリヴァーのさっき言ってた
犯罪行為って…?」


「ああ!それか!それはな!ホールが…
痛い痛い痛い痛い!!!」


ホールさんが見事に関節技を
オリヴァーに仕掛けている


「俺がなんだい?オリヴァー?続きは?」


「離せよ!!痛いんだよ!!」


どうしたんだろう…
何かまずいこと言っちゃったかな…


「ティナ〜! 僕って言ってくださいよ〜!」


エリオットが私の手を握る
なっ… 可愛い… 負ける…


「私が1番安全だと思いますよティナ」


私とエリオットをベリベリと剥がして
フィルが私の腰に腕をまわす


「ドレスコードも弁えていますよ♪」


至近距離でその微笑みは卑怯でしょ…!
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