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突然ですが、これから貴女は諜報員です。

第13章 Party Next


私が無事に快復してからの
調査偵察班の忙しさは尋常じゃない

独裁国家のUSBメモリは
ネシスさんがクロス総司令官に
渡してくれたみたいで
その処理に追われている


「オリヴァー、ダメだやり直り」


書類が苦手なオリヴァーも
必死になって作成する


「ホールこっち手伝って」


ホールさんは色んな部署から
呼び出されるようになった

フィルは情報処理班の一室をかりて
調査偵察班の事後処理をしている


「エリオット… ここの言語は変えなきゃ…」


「ああ… そうでしたねティナ…
全部やり直さなきゃですね〜…」


「いや待てエリオット、
翻訳プログラムをそっちに転送して…」


フラフラの私たち…


「ほ〜 みんないる〜?」


口調だけでわかる
ゆるいけど、lexxの総司令官


「クロス総司令官…
いえ、ホールさんは科学探求班に呼ばれて
フィルは情報処理班の部屋で仕事してます」


「そうか〜 じゃ、全員呼ばなきゃね〜」


なんだろう…
クロス総司令官がここに来ること自体珍しい


「じゃ〜、集まったね〜
前にナイトクラブで招待状奪ったでしょ〜
そのパーティーに全員で行ってね〜」


「まさか今からなんて、」


「そんな〜 今じゃないよ〜
明後日のパーティーだからね〜」


これを聞いて安心してはいけない


「時差はどのくらいですか…?」


「そんな離れた国じゃないから〜
5時間くらいだと思うけどね〜」


良かった…


「まぁ〜 そんな訳だから
今日はギリギリまで処理してから
明日は丸1日休みにしといたから〜
明後日に備えてね〜」


「休み!? でも誰が…」


「ネシスが情報処理班総出でやらせるって言ってたよ〜
リーダーの権力使ったって感じだね〜」


うわぁ… 情報処理班の人たちすみません…


「じゃ〜
パーティーの詳細はホールに話したから〜
あとはみんなホールから聞いてね〜」


そう言うとクロス総司令官は部屋を出ていった


「まぁ、そんな感じだよ
明後日からパーティーに出席する
潜入じゃないからね
ちゃんと招待状もあるからね」


「じゃあ、ちゃんとした服じゃねーとなのか」


「そういう事だね」


「ティナのドレスですか!?
とっても見てみたいです〜!」


ん!?

ちょっと、待って、私ドレス着るの?
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