第5章 いつでもどこでも
「や…大和くんと、ずっと一緒にいられますようにって…」
「なんだ、そんなこと?願わなくても僕は宇菜ちゃんとずっと一緒にいるよ」
大和の真剣な瞳が宇菜を見つめる
プロポーズされたような気分になり、恥ずかしくなった宇菜は再び空を見上げた
「じゃ、じゃぁ大和くんは何をお願いしたの?」
「知りたい?」
「私だけ言うなんてずるい…」
「ははっ。そうだね。僕のお願いは…」
キラッと大きい流れ星が夜空を駆け抜ける
と同時に大和は宇菜の耳に唇を寄せ、キスをしていた
「や、大和くん!?」
「僕は、宇菜ちゃんとえっちしたいってお願いしたんだよ」
ちゅっ、ちゅっとリップ音が響く
宇菜はカァッと顔を赤らめていた
「えっちなら…いつもしてるじゃん…」
「あぁ、言い忘れた。流れ星を見ながら…っていう条件を付けたんだ」
「……っ!?」
深夜のベランダ
刺激を求める大和がえっちする場所として選んだのはまさかの外だった