第8章 彼のお部屋②
ーーー……
目を覚ませば、自分を見つめる大和の姿
「大和くん…」
「起きた?激しくしちゃってごめんね」
「う、ううん…」
かぁっと顔が熱くなる
気持ち良くなりすぎて、どこで意識を飛ばしたか覚えていない
二人とも裸のまま、抱き合っていた
「大和くん、体調はどう?」
「もう平気。熱を発散したからかな。すぐに下がったよ」
「そ、それならよかった…」
熱にえっちは効果があるのだろうか
真相はわからないが追求するのも恥ずかしい
「そ、そういえば…結婚しようって…。本気にして、いいんだよね?」
恐る恐る訊ねる
あれが夢だったとしたら悲しいからだ
「もちろん。宇菜ちゃんを誰にも譲る気は無いからね」
「大和くん…嬉しい」
幸せで胸が温かくなる
それなのに、大和が不意にニヤリと笑った
「宇菜ちゃんの為に、まだまだたくさんの衣装と玩具を用意してあるからね」
「……えっ?」
「楽しみでしょ?」
そう言って笑顔を見せる大和に何も言えなくなる
だが、不覚にも秘部が疼いてしまったのは
内緒にしておこうーー