第4章 お風呂でしよう
ぽちゃん…
お湯に浸かると、大きくため息をこぼす
どうしよう…お風呂から出てすぐえっちしようって言い出したら…
それとも先にご飯を食べてからするのかな…
「もしそうなら…体力持たないかも…」
ぶつぶつと呟いていると
「宇菜ちゃん」
ドアの向こうから声がかかる
もちろんそこにいるのは大和だ
「大和くん?どうし…」
「僕も入るね」
「えっ、な…」
止める間もなくドアが開けられる
そこには腰にタオルを巻いただけの大和がいた
「大和くん…!?」
「宇菜ちゃんとお風呂、嬉しいな。ねぇ、もう体洗っちゃった?」
「う、うん…」
「そっかぁ、残念」
そう言いながら大和は頭からシャワーを被る
腰のタオルは濡れた重みで落ち、最早その役目を果たしていなかった
ただシャワーを浴びているだけだというのに大和はセクシーだ
フェロモンが分泌されてるようで、宇菜はのぼせそうになる