第3章 刺激を求めて
「はぁ、お腹いっぱい。ご馳走さま」
二人のお弁当箱が空になる
宇菜もお腹いっぱいだった
「デザート欲しくなっちゃうね」
大和が首を傾げながら呟く
確かに宇菜もプリンが食べたい気分だった
「うーん。でも休日は購買やってないんだよね」
「そっかぁ、残念だなぁ…でも」
そう言って大和は目を光らせる
ドキッとしたのは必然だった
「僕はこっちをデザートにしたいな」
つん、と人差し指で胸を突かれる
驚いて宇菜は立ち上がっていた
「や、大和くん!?ままま、まさか…変な事考えてないよね!?」
学校で…なんて考えたくない
しかし、大和に悪びれる素振りはなかった
「変な事じゃないよ。ただ、宇菜ちゃんとえっちしたいなぁって」
「なっ…ダメに決まってるでしょ」
「何で?」
「何でって…ここは学校だし…」
「そうだね。ドキドキするね」
「そうだけど…そうじゃなくて!」
宇菜は顔を真っ赤にしていた