• テキストサイズ

あの子はいとこ【R18】

第3章 刺激を求めて




勝手に空き教室を使って怒られるかもしれないと思ったが、宇菜も少し特別な気分を味わっていた


廊下から見えない角度にある机を挟み、二人は向かい合って座る



「僕もこの学校に通えたら、こうやって宇菜ちゃんとお昼食べれるんだね」


「う…嬉しいけど、注目浴びそうだね」



大和と学校でランチなんて夢のようだ


本当に来年、大和が入学してきたら人目を忍んでこうして会うのかもしれない



「楽しみだな。じゃ、いただきまーす」



二人のお弁当は全く同じ


明子が用意したものだ


つまり大和は最初からこうして学校に来る気満々だったのだ



「うん、美味しいね」



大和の笑顔に癒される


先ほど廊下で見た少し怖い大和は完全に消えていた



お弁当は大和の好みのものばかり詰められている


明子も大和には甘いらしい



綺麗で可愛い大和を見つめる


うん、甘やかす気持ち…わかるなぁ


宇菜は心の中で一人頷いていた



/ 168ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp