第7章 彼のお部屋
「…大和くん。他に欲しいものない?」
大和の手に自分の手を重ね、宇菜は大和を見つめる
「…欲しいもの?そうだなぁ」
「家に無ければすぐに買ってくるから。だから…」
「宇菜ちゃんのおっぱいが欲しいな」
「………へ?」
ぽかん、としてしまう
大和は何と言ったのだろうか
「聞こえなかった?宇菜ちゃんのおっぱいが欲しいって言ったんだよ」
「や、大和くん!?」
ぼっと顔が赤くなる
一気に熱が出てしまったようだ
「ね、いいでしょ?ちょっと舐めるだけだから」
「なっ…だ、ダメだよ…」
「なんで?僕の欲しいもの聞いてくれたのに。ダメなの?」
「うっ…」
確かに聞いたのは宇菜だ
しかし、病人である大和からそんなお願いをされるとは思っていなかったのだ
…そもそも、こんな格好をさせられてる時点でおかしい事に気づくべきだったが
「ね?宇菜ちゃんのおっぱいちょうだい?」
「………っ」
潤んだ瞳で見つめられれば、どうしても断りにくい…