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あの子はいとこ【R18】

第7章 彼のお部屋




他にもパソコンが三台もあることに驚いていた


プリンターは二台あるが、大和がパソコン等についての話しをしていた記憶は無い



「私って、大和くんのこと…全然知らないのかなぁ」



少し落ち込みそうになる


しかし、今は大和が元気になることが先だ



「んん…」


「あっ、大和くん?」



大和が苦しそうな声を出し、ゆっくり瞼を持ち上げる


ブラウンの瞳がぼんやりと宇菜を捉える



「…宇菜ちゃん?」


「うん。具合どう?何か欲しいのがあったら言ってね」


「…なんで、ここに宇菜ちゃんが…」



その表情は少し不満そうだ


おそらく勝手に部屋に入った事が嫌だったのだろう



「さっき葉子さんから電話もらって。心配できちゃった。勝手に入ってごめんね」


「…それは…うん、いいや。心配かけてごめん。でも、僕は大丈夫だから」



声にハリが無い


全然大丈夫そうではなかった



「私、帰らないよ。大和くんが元気になるまでここにいる」


「…宇菜ちゃん」



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