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あの子はいとこ【R18】

第6章 たまには我慢




それからというもの…



「んっ…大和くん…」


「宇菜ちゃん…」



互いを抱きしめ、唇を重ねる日々が続いていた


舌を絡ませれば吐息が熱を帯びる


全身が痺れたような甘い刺激に宇菜はうっとりとしていた


しかし、そんな幸せな時間は直ぐに終わりを迎えてしまう



「じゃぁ、そろそろ帰るね…」



唇を離した大和は少し寂しそうに呟く


宇菜も同じ気持ちだった


もっと一緒にいたい…という気持ちが強くなる


それどころか


抱いて欲しい、今すぐにーー


…という思いが強くなり胸を焦がすようになっていた



「そんな目で見つめないでよ。帰りたくなくなっちゃうじゃん」


「あっ、ごめん…」


「じゃ、勉強頑張ってね」



背を向ける大和を見送る


自分が勉強すると言い出したのだ


だから大和を引き留める資格なんてない


それなのにどうしようもなく体が疼いてしまうのだ…



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