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あの子はいとこ【R18】

第6章 たまには我慢




ーーー……



「テスト勉強に集中したいから、しばらくえっちは出来ない…?」



ぽかん、と口を開けた大和が呟く


宇菜はお願いするように両手を合わせる



「うん。ごめん、赤点取りたくないし。勉強に集中したいの」


「赤点…?ははっ、やだなぁ。赤点ってどうやって取るのさ」


「…へ?」


「普通に授業受けてたらテスト勉強なんて必要ないでしょ?」



大和の言葉に今度は宇菜がぽかん、と口を開く


忘れていた…


大和はもともと頭が良いのだ



「えっと、授業は眠くてあまり頭に入ってなくて。私、頭良くないし…」


「そんなぁ。僕、宇菜ちゃんとえっち出来ないと死んじゃうよ」


「うぅ…で、でもね!赤点取ったら夏休みも一緒に遊べないし」


「…それはもっとやだなぁ」



大和はしゅん、と落ち込んでみせる


何故か大和をいじめてるような気分なり胸が痛んだが、ここは心を鬼にしなくてはならない



「と、とにかく!勉強に集中するから!」



自分にも言い聞かせるように宇菜は声を上げていた


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