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【防衛部】いつか見た星空を君とまた…

第1章 いつか見た星空を君とまた…


「ど、どうしたんですか、先輩?!」
誤魔化すように、笑いを込めて問いかける。が、返事がない。
変わりに、抱きしめる腕に力が込められる。
「せ、先輩…」
肩に寄せられた先輩の髪が触れて、くすぐったい。
「…雪菜ちゃん…」
「!!」
耳元で囁く低い声に、思わず先輩を突き飛ばすように離れた。
「先輩…?何を…!」
「ごめん…俺、やっぱり我慢出来ないよ…」
ソファーに落ちたタオルを拾う先輩。
「先輩…?」
「俺は、雪菜ちゃんが好きだ…」
「・・・・・」
真っ直ぐに私を見る先輩から、目が逸らせない。
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