第1章 いつか見た星空を君とまた…
その日の夕食後、私はお風呂でのんびりしていた。
湯船に浸かり、ぼんやりと天井を眺める。
「先輩の言葉…気になるなー…」
初日もそうだし、さっきの言葉も…
「まるで、先輩が私のこと、す…」
口にしてみたら、とたんに恥ずかしくなった。
「いやいやいや!!自分に都合良すぎだよ私!」
思わず湯船に頭まで沈んだ。
先輩は優しいから、私が傷つかないようにしてくれたんだ!
そう、絶対そうに決まってる!
湯船から顔を出してぷはっと息を吐く。
「…のぼせそう…上がるかー…」
シャワーを浴びて脱衣所に出て、着替えてリビングに行った。