第1章 いつか見た星空を君とまた…
翌日のお昼休み。
私はいつものように友達とお弁当を食べていた。
「なーんか今日の雪菜変じゃない?」
「そ、そう?別に普通だよ?」
突然変と言われても…
「特に顔!なんかずっとにやけてる!」
「そ、そんなことないってば!」
「いーや!変だ!お弁当の写メまで撮ってたしー」
「そ、それは…」
先輩が作ってくれたお弁当が、あまりにキレイだったので写メを撮った。
それにすごく美味しいし、自然に顔が緩んでたのかも。
「あやしいなー」
「き、気にしすぎだってば」
好奇心のまなざしでこっちを見てくる友達。
愛想笑いで誤魔化していると携帯が鳴った。