第1章 いつか見た星空を君とまた…
先輩はちょっと恥ずかしいのか、頬が赤くなっている。
「そんなこと覚えてるの?」
「昨夜の仕返しです!」
「参ったな…」
困ったように笑う先輩。
「じゃあお詫びに、明日の朝食とお弁当は俺が作るよ」
「え?いえ、それは申し訳ないです」
突然の申し出に慌ててしまう。
「いやいや。面倒みるって約束だからね」
いたずらっぽくウインクして見せる先輩。
かっこいいというか、可愛いというか…
「んー…では交代にしましょう!」
「いいね、それ」
「決まりですね!」
そんな話をしながら、二人で夕食を食べた。