• テキストサイズ

【ヒロアカ】相澤消太の最初で最後の初恋

第3章 ヴィランとヒーロー


"あそこ"とは、消太と復澤が初めてあった所。
幼少期は二人でよく遊んでいた。

復澤
『消太君!』

消太
『……』

あの頃の君はいっつもブスっとしてたよね。仏頂面って言うのかな?
可愛げなかったな〜。
何するにも笑わなくて、笑わせようと必死だった。
けど、君と別れたときは、ちょっとだけ笑ってたよね。

復澤
『消太君ごめん!私、引っ越すからもう消太君と会えないの。だから…だから…』

消太
『消ちゃんって呼びたいって、言ったよな?』

復澤
『?…うん』

消太
『そう呼べよ。そしたらすぐお前だってわかるしな』

復澤
『うん…うん!』

微笑むって言うのが正解かな。
でも、君はその事を…覚えてなかった。
雄英高校で再会した時、君は私の顔も、名前も忘れてたから、悲しかったよ。
初対面の振りするのが大変だったな。

復澤
「なんで今思い出すかな…
(ヴィランになるのはすごく不安だ。怖くないわけがない。ばれたら殺される。けど、そんなことより…)
消ちゃんとまた離れなくないよ…」



「ねぇ神様、私がヴィランになって、この仕事が終わったら、また消ちゃんと楽しく仕事やれるかな?」


その日の夕方はまるで絵の具を塗ったかのような、淡くそして切ない色だった。

/ 15ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp